はやくインゲンになりたい

ブログのようなもの

先にしゃもじを濡らしておくとご飯がくっつきにくい

はい。
出オチです。
別にタイトル思い付かなかったとかじゃないんです。


まあ初投稿からふざけすぎるのも良くないと思うのでこれくらいにして、簡単でよく分からない自己紹介から入りますね。
その後延々と自分語りが続きますが許してください。何でも(ry


高専情報科二年、16歳の若造です。
趣味はほぼ無し、最近の悩みは目の下のクマが消えないことです。
めっちゃ寝てんのにな。なんでだろう。
将来の夢は高田純次か吉川晃司になることです。


とまあ何も無い空っぽな人間な訳です。虚無です虚無。界隈の人がよく焼いてるアレです。


そんな虚無ですが、最近とあるゆーちゅーばーさんの動画をよく見るようになってですね、ちゃんと仕事もして、趣味でYoutubeを始めた素敵な方です。なんだか凄く共感できることを仰っていたので今回はそれを紹介(?)します。


その言葉がこちら。


『社会は意外と甘いし優しいけれど、甘いと見くびっている人間には途轍もなく厳しい』


まあ当たり前のことではあるんですけど、その通りだなあと。
今まさに自分がそれを体感してるので、余計に心に響きました。



そう。僕、社会は甘いと思ってたんです。舐めきってましたね。社会の厳しさとやらの片鱗をみぞおち辺りにぶち込まれた訳です。

お前まだ社会人じゃねーだろとヤジが飛びそうですが、えーと何と言うか…


「社会に踏み込む前に、社会の厳しさを想像してしまった」ってことで。
ちょっと何言ってるか分かんないですよね。

まあ要は不安になってしまったんです。こんな何も無い人間が、心もまともに保てない人間が社会でやってけんのかって。


高校生、特に高二くらいって、社会に飛び出す直前、もう片足突っ込んでるくらいの羽化寸前のサナギみたいなもんだと思うのです。


よく考えたらサナギの状態ってめっちゃ怖くないですか?外の世界どうなってるか分かんないんですよ。殻を破ったらアキラ100%がいっぱいいるかもしれません。鳥肌もんですね。


人間羽化したらあとは飛び立つだけ。そしてその命が尽きるまで羽ばたくだけなんですよ。


働いて働いて結婚して働いて子供育てて働いて働いて歳と闘ってそれでも働いてようやく最期が来ます。人間ってめちゃめちゃ忙しいんです。

生まれつき人生とか言うブラック企業に勤める社畜なんですよ人間って。

人によっては突然変異やらあーだこーだして転生する道も当然あると思いますが。


という事で、止まるなら今しかないと。


立ち止まりました。サナギの例で言うなら羽化をやめてほぼ仮死状態ですね。
人間で言うならクソニートです。
もう一回歩き出すために、羽ばたくためにしばらくお休みしました。


世界がガラッと変わりましたね。比喩とかじゃなく本当に。今まで生きてきた小さなサナギの中だけの世界が、ドッカーンとひっくり返ったんです。

特別何かしたわけじゃなく、まあ寝まくって、あとは学校とか、よく遊んだ公園とか散歩しまくって。

何も無い人間の生きてきた全てが、何かを望んだ人間に何かを与えてくれたんです。


今までロクに開きもしなかった、小中の二冊の卒業アルバムが何だか重く感じました。


懐かしい悪友の顔も、
古びたあのボロい教室も、
ヘトヘトになるまで駆け回った校庭も、
目頭が熱くなる恩師の優しい瞳も、
ちょっと可愛いと思ってたあの子の笑顔も。


意味もなく生きてきたと思っていた全部、灰にまみれた全部が、彩りを持って今の自分に返ってきたんです。傘地蔵もびっくりなぐらいに。

確かに過去に意味はあって、あれだけ輝かしい日常に気付けてなかったんです。


もったいないことしたなあって。本当に。過去の自分に何やってんだと喚きたくなりますね。


今止まっていなかったら、とんでもなく下らない人生を過ごすところだったと思います。今後もそうならない保証はどこにも無いんですけども。
引き止めてくれた母には頭が上がらないです。



人間、羽化するタイミングが大事だと思いました。

今これを見てて、もしも何かに悩んでる人がいたなら、ちょっとだけ立ち止まってみたらどうですかね。社会は意外と甘いらしいですよ。ちょっとぐらい良いと思います。

上で高三以降はただ飛ぶだけみたいなこと言ってますが、個人差ってあるじゃないですか。
人には人の乳酸菌ってやつですよ。
急な上から目線ですみません。


今まで生きてきたサナギの中をじっくり探検してみたら良いと思います。羽化したらその何百倍も広い世界に飛び立つ訳ですから。

RPGとかで言うレベリングですよ。ついでに拾い忘れたアイテムもしっかり持っていけばグッドです。
万全の態勢で羽ばたけるように、ゆっくりしっかり準備しておきましょう。




そんでもう一回だけ後ろを振り返って。


過去の自分に中指立ててやりましょう。


きっと、笑って親指立ててくれますよ。